概況/前引け NYダウの反落や明日のイエレン次期FRB議長の指名承認公聴会を前に、動きにくい模様。銀行株やノンバンクは値上がりしているが、海運株や建設株は下落

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けの日経平均は14,575円00銭の13円68銭安、TOPIXは1,206.10の0.69ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は813、値下がり銘柄数は764。出来高は14億6,707万株、売買代金は1兆543億円。

一昨日のNYダウは最高値を更新しましたが、昨日は利食い売りが出て反落し、本日の東京株式市場も揉み合いとなりました。アトランタ連銀の総裁は来月に量的緩和の縮小の可能性はあるものの、インフレ率が加速することが前提と述べ、ミネアポリス連銀の総裁は早期の緩和縮小は経済の足枷になりかねないという見方を示しました。本日のバーナンキFRB議長の講演、明日のイエレン次期FRB議長の指名承認公聴会を前に、株式市場は様子見姿勢となりました。

銀行株やノンバンクは値上がりしていますが、海運株や建設株は売られています。建設は労務費や資材費の上昇により、大成建設(1801)大林組(1802)鹿島(1812)の3社が下方修正したため軟調です。

共英製鋼(5440)は、UBS証券が目標株価を1,700円に、投資判断を「Neutral」→「Sell」に引き下げたことが響きました。今後も緩やかな改善を予想するが、市場の期待値は高すぎると述べ、国内の棒鋼需要は消費税引き上げ前の駆け込み需要から当面は堅調と見ていますが、労働力不足などから急拡大が見込みにくい上、来期は反動減を想定しています。

一方、三井住友FG(8316)は、通期の当期利益を5,800億円(前期比27.0%減)→7,500億円(同5.6%減)に上方修正し、年間配当予想も110円→120円に積み増したことが好感されています。ゴールドマンサックスでは投資銀行ビジネス関連収益を中心に着実に増加しているのがポジティブ材料と述べ、投資判断「買い(コンビクションリスト)」継続で、目標株価7,300円と解説しています。

ソニー(6758)は、昨日は米有力ヘッジファンドのサード・ポイントが9月末時点で第5位株主になっていたことが好材料視され、本日は平井社長兼最高経営責任者(CEO)が中国で設計・開発機能などを強化する方針を示したことが材料視されました。

パイオニア(6773)は、上期の営業利益が前年同期比82.0%減の5億6,900万円でしたが、会社計画はゼロで、計画を上回る着地になった点が買い材料となっています。

日経ジャスダック平均は1,925円36銭の3円36銭高。東証マザーズ市場のファーストエスコ(9514)は第1四半期(7-9月)決算の純利益が4億5,500万円(前年同期比は800万円)で、上期の純利益計画の3億4,000万円を上回ったため、ストップ高気配となっています。7-9月期はバイオマス発電所を子会社化したことが寄与しています。

戻る