概況/大引け 米雇用統計が予想以上でNYダウが反発したため、日経平均も上昇。ただ、上値も重く、上昇後は小動き

概況


日経平均 15分足  MA(25/75)

日経平均 15分足  MA(25/75)

大引けの日経平均は14,269円84銭の183円04銭高、TOPIXは1,185.65の9.23ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は908、値下がり銘柄数は715。出来高は21億9,833万株、売買代金は1兆7,175億円。

米国の10月雇用統計は、前月比20万4千人増加となり、政府機関の一部閉鎖で12万人程度の増加にとどまるとみられていた市場の事前予想を大きく上回り、先週金曜日のNYダウは167ドル高の15,761ドルと反発しました。

週明けの東京株式市場も買われましたが、取引開始早々に付けた14,304円(217円高)を高値にやや上値抑制の状態となりました。25日移動平均線(14,306円)近辺でもあったようです。

米国の長期金利が上昇しているので、米国株高の持続性が警戒されていることや、FRBによるテーパリング(資産買い入れの段階的縮小)のタイミングを探る上で、14日(木)に上院銀行委員会で行われるイエレン次期FRB議長への指名承認公聴会が注目されています。また、日本では来年からのキャピタルゲインと配当課税の引き上げ前の個人投資家の売りが12月中旬頃まで続く可能性があることも警戒要因となっています。

本日の東京株式市場ではソフトバンク(9984)が値上がりし、NTT(9432)は増配と発行済み株式数の14.09%に当たる1億8,650万株を消却すると発表したことが好感されました。

東洋インキ(4634)信越化学(4063)東ソー(4042)などの化学株に加え、保険株や医薬品株も値上がりした一方、石油関連、電力株、海運株は値下がりしました。

ヘリオステクノホールディングス(6927)は、フェニックス電機を傘下に抱え、スマートフォン向けやタブレット端末向けのタッチパネル製造装置やタッチパネル製造用の深傷検査装置を生産していて、今期の営業利益見通しを5億5,000万円(前期比56.7%増)→6億3,000万円(前期比85.1%増)に上方修正したため、ストップ高となりました。

ボーリング場やカラオケ、ゲームセンターなどのラウンドワン(4680)は、上期の営業利益は前年同期比17.7%減益でしたが、本日の株価は値上がりしています。大和証券ではラウンドワンの物件売却は順調で、既存店は厳しいが、今月末から思い切った価格見直しを図る方針と解説しています。

一方、ネクソン(3659)が売られましたが、JPモルガン証券は投資判断を「Overweight」→「Neutral」に、目標株価も1,600円→1,300円に引き下げました。中国のモメンタム悪化で、来期以降の業績ビジビリティは大幅に低下したと述べています。急成長する中国モバイルゲーム市場で第4四半期中に新作を5本投入予定ですが、比較的収益化の難しいカジュアルゲーム中心のラインナップの様なので、中国での本格的展開は来期以降と見ています。

日経ジャスダック平均は1,914円05銭の14円80銭安。ツイッター関連のデジタルガレージが続落となりました。水晶振動子メーカーのリバーエレテック(6666)は、テレビやパソコン、デジタルカメラ向けの需要が低迷し、上期の営業利益が前年同期比77.5%減の900万円となり、ストップ安となりました。

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