概況/大引け 米国株安や雇用統計を控え、東証も様子見姿勢が強く低迷。ソフトバンクが安く、DeNAは野村証券が格下げ

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,086円80銭の141円64銭安、TOPIXは1,176.42の8.31ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は457、値下がり銘柄数は1,205。出来高は22億3,295万株、売買代金は1兆7,687億円。

前日の米国株安や今晩の雇用統計を控え、東京株式市場は様子見気分が強まり、日経平均は14,000円に近づく水準で低迷しました。米国の7-9月期GDPは年率換算で2.8%成長と、市場予想の2.0%成長を大きく上回りましたが、在庫投資が押し上げたため、力強くないという見方でNYダウは152ドル安の15,593ドルと売られました。雇用統計の発表前で手控えムードや、ツイッター上場により、購入資金捻出のための換金売りも米国株安を増幅させました。

東京株式市場も米国の雇用統計を前に動きにくく、来週からは日本企業の決算発表も一巡し、株価を刺激するニュースが乏しくなることや、11月はヘッジファンドの決算が多いので、「感謝祭」(毎年11月の第4木曜日)に向けて、手仕舞い相場となりやすいことも足枷となっています。

ソフトバンク(9984)ファーストリテイリング(9983)などの指数寄与度の高い銘柄が売られ、円高警戒でトヨタ(7203)スズキ(7269)などの自動車株も値下がりし、パナソニック(6752)も再び1,000円台割れとなりました。

DeNA(2432)は、カードバトルゲームを中心としたブラウザゲームのユーザ数が減少し、海外事業もヒットタイトルの不在で売上が伸び悩んでいるので、7-9月期の営業利益は野村証券の予想に届かず、投資判断は「Buy」→「Neutral」に、目標株価も3,300円→2,200円に引き下げられたことが嫌気されました。

一方、宮地エンジニアリンググループ(3431)は、今期の営業利益計画を7億円(前期比16.4%増)→11億円(同83.0%増)に上方修正し、期末に2円復配することや、三菱重工との橋梁事業での業務提携協議開始を発表し、ストップ高となりました。

THK(6481)は、上期の営業利益が74億8,600万円(前年同期比2.1%増益)と会社計画の82億円(同11.9%増益)に届きませんでしたが、バークレイズ証券が投資判断を「イコールウエイト」→「オーバーウエイト」に、目標株価も2,100円→2,500円に引き上げたことが好感され、値上がりしています。10月の国内受注は64億円(前年同月比14%増)と28ヵ月ぶりに前年を上回った9月(61億円、同13%増)に引き続き、エレクトロニクスや一般機械など幅広く回復傾向を示したと述べ、株価は悲観から楽観局面へと解説しています。

日経ジャスダック平均は1,928円85銭の9円90銭安。ツイッターはNY証券取引所で公開価格26ドルに対して、初日終値は44ドル90セントと買われましたが、ツイッターに出資していることで含み益拡大が囃されたデジタルガレージ(4819)は好材料出尽くし感から軟調な展開でした。

新指数のJPX日経400に採用されたことで昨日は買われた新興市場の銘柄も、今日は反落する銘柄が多く、ニューフレアテクノロジー(6256)スカイマーク(9204)フィールズ(2767)の下落率が大きく、続伸したのはジーテクト(5970)USEN(4842)VTホールディングス(7593)など少数でした。

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