概況/前引け 一時持ち直しの動きも、再度マイナス方向に。トヨタは上方修正の発表も冴えず

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けの日経平均は14,265円34銭の71円97銭安、TOPIXは1,185.68の6.48ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は477、値下がり銘柄数は1,129。出来高は11億3,840万株、売買代金は8,254億円。

昨日は昼のNHKのニュースでトヨタ(7203)が通期業績見通しを上方修正する方針と報じられ、全体相場も買い優勢の展開となったため、本日の相場では反応薄で、トヨタも値下がりし、一時持ち直しの動きを見せた日経平均も前引けにかけて下げ幅を拡大しています。

クレディスイス証券では、トヨタの投資判断は「OUTPERFORM」継続ですが、昨日の決算説明電話会議では目新しいことは特になく、電話会議は10分時間を余したまま終了したと報告しています。総資金量は前四半期に比べて約4,720億円増えていますが、依然として株主還元の目線は「配当性向30%」となっています。トヨタは日本を代表する企業なので、せめて良い時は業績連動、悪い時でも極力1円でも連続増配という様な目標をはっきり掲げて欲しいと指摘しています。

本日はECB理事会で追加利下げの可能性も警戒されているので、ユーロ安円高から対ドルでも円高に進むリスクも警戒され、日産(7201)など他の自動車株も冴えない動きとなっています。

鉄鋼株が安く、三菱重工(7011)日揮(1963)などのプラント関連、牧野フライス(6135)などの設備投資関連も値下がりしています。一方、不動産株は小じっかりとなっています。

日本航空電子(6807)は、自動車向けコネクターや通信向けコネクターが好調で、通期の営業利益計画が110億円(前期比28%増益)→125億円(前期比45.3%増益)に上方修正されたことで買われました。

自動車用・プリント配線板用めっき処理薬品のJCU(4975)は、通期の営業利益計画を21億円(前期比16.2%増益)→23億円(前期比27.3%増益)に上方修正したことが好感されています。大和証券はレーティング「1」と評価していて、アジア市場でのスマートフォン・タブレット端末の裾野拡大と完成車生産の活発化の双方の恩恵を受けうる成長企業と解説しています。

DeNA(2432)は本日、決算発表が予定されていますが、軟調な展開です。10月8日にJPモルガンが投資判断「Overweight」継続で、目標株価は3,200円→3,100円に引き下げたものの、第2四半期以降ブラウザとネイティブ併せて新作60タイトルを控えていることから、投資妙味は残ると報告されたため、株価も10月9日の安値の1,831円→昨日は2,198円まで2割上昇したので、決算発表で一旦材料出尽くしとなることが警戒され、手仕舞い売りに押されたようです。

日経ジャスダック平均は1,941円19銭の11円69銭高。センサーメーカーのSEMITEC(6626)が上方修正で高く、新指数の「JPX日経インデックス400」に採用されたVTホールディングス(7593)ジーテクト(5970)ニューフレアテクノロジー(6256)などが上昇しています。

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