概況/大引け トヨタの上方修正報道でムード好転。日産と三菱自動車も提携拡大で値上がり

概況


TOPIX 15分足 MA(25/75)

TOPIX 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,337円31銭の111円94銭高、TOPIXは1,192.16の9.58ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,256、値下がり銘柄数は402。出来高は25億8,214万株、売買代金は1兆9,044億円。

お昼のNHKのニュースで、本日決算発表を予定しているトヨタ(7203)が円安効果で海外事業の収益が上向いたため、今期の営業利益見通しを1兆9,400億円(前期比46.8%増)→2兆2,000億円(同66.5%増)に上方修正する方針と報じられ、前場は揉み合いでしたが、後場は相場全体が急上昇し、日経平均は12時37分に182円高の14,407円まで買われました。

トヨタの過去最高益は、2008年3月期の2兆2,703億円でしたが、2008年9月のリーマンショックにより世界経済が急速に悪化し、2009年3月期は営業赤字に転落しました。年間の営業利益が2兆円を超えるのは6年ぶりで、過去最高水準まで回復することになると伝えています。

トヨタの上方修正報道から、日本電産(6594)日東電工(6988)ディスコ(6146)といった優良企業が買われ、自動車産業の収益回復で設備投資意欲も高まるという期待も寄せられ、安川電機(6506)オークマ(6103)なども上昇しました。

昨日は業績下方修正で売られた日産(7201)も、三菱自動車(7211)と提携範囲を拡大すると発表し反発しています。

淺沼組(1852)は、手持ち工事の採算好転で粗利が増加し、管理費削減も寄与したことから、上期の営業利益見通しを3億7,000万円の赤字→8億4,400万円の黒字(前年同期は赤字25億1,300万円)に上方修正したことで、株価は大幅高となり、売買代金はソフトバンクとトヨタに次ぎ、東証1部で第3位になりました。

中国共産党第18期中央委員会第三回全体会議(三中全会)が、11月9日~12日に開催されるので、成長戦略への期待で、コマツ(6301)ファナック(6954)などの中国関連もシッカリで、大平洋金属(5541)東邦亜鉛(5707)などの市況関連も買われました。

一方、ブラザー工業(6448)は、下期のユーロ前提を120円→125円に修正したにもかかわらず、通期の営業利益計画を350億円(前期比17.5%増)で据え置いたことから、セイコーエプソン(6724)との比較で見劣りがすると、大幅安となっています。ブラザー工業が営業利益見通しを据え置いたのは、欧州向けプリンタ事業の不振と通信カラオケ事業における先行投資増が影響しているそうです。

日経ジャスダック平均は1,929円50銭の5円06銭高。最近調整推移となっていたシステム情報(3677)が初値水準に近づいたことから押し目買いが入り反発しました。太洋物産やターボリナックス、グリムスが高く、クルーズや昭和システムエンジニアリング下落しています。

戻る