概況/大引け ユーロ安による円高や3連休を控え下落。海運やノンバンク、証券を始め広範囲に値下がり。ソニーが下方修正で大幅安

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,201円57銭の126円37銭安、TOPIXは1,183.03の11.23ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は230、値下がり銘柄数は1,467。出来高は27億2,707万株、 売買代金は2兆2,447億円。

ユーロ安による円高や、文化の日の3連休間の米国市場の動きも警戒され、東京株式市場はポジション調整の売りに押されました。昨日、ECBのスポークスマン的な役割を担っているノボトニー・オーストリア中銀総裁が、CNBCのインタビューで、ECBは既存の長期資金供給オペ(LTRO)の期限到来までに一段と流動性を供給するという見解を示したことでユーロ安が促され、円高を誘いました。

ユーロ圏の10月消費者物価指数が前年同月比0.7%上昇と、2009年11月以来4年ぶりの低水準となり、ECBのインフレ目標となる「2%に限りなく近い1%台後半」を大幅に下回ったことで、11月7日のECB理事会に対して、追加利下げ観測を浮上させたことも、ユーロ売り要因となりました。

円高が警戒され、東京株式市場が売られ、為替市場の参加者も、株安を見て投資家がリスクオフになると危惧してドル売り円高になるという悪循環で、下げが拡大しました。海運やノンバンク、証券、保険、鉄鋼、倉庫などが業種別の値下がり率上位に並んでいます。

ソニー(6758)は、通期の営業利益見通しを2,300億円(前期比横這い)→1,700億円(同26.0%減)に下方修正したため、大きく売られました。野村証券では投資判断「Neutral」継続で、目標株価を2,000円→1,810円に下げましたが、テレビ、スマホ、ゲームの復活ストーリーはまだ見えてこないと述べています。

一方、セイコーエプソン(6724)は、新興国での大容量インクジェットプリンターの販売が好調で、上期決算は営業利益が340億3,700万円(前年同期は赤字141億4,200万円)と会社計画の130億円を大幅に上回り、通期計画も370億円(前期比74.1%増)→580億円(前期比172.9%増)に上方修正されたため、ストップ高買い気配を続け、大引けで比例配分となりました。通期は上方修正されましたが、下期計画は240億円のままなので、再度の増額修正も期待されています。

牧野フライス(6135)は、昨日は下方修正で売られましたが、本日は反発しました。大和証券では、下方修正は航空機向けやシステム案件など納期の長い案件が増加していたためで、過度に悲観すべき内容ではなかったと述べ、豊富な受注残と今後の受注回復を背景に、来期は80億円(前期比129%増益)と大幅増益になると予想しています。

日経ジャスダック平均は1,915円87銭の15円87銭安。ガンホーオンライン(3765)が4日続落となり、アルファグループやアイルなどが売られた一方、ターボリナックスや日本フォームサービスが値上がりしました。

東証マザーズのサイバーエージェント(4751)は、2013年9月期の営業利益が前期比40.7%減の103億1,800万円でしたが、2014年9月期が前期比93.8%増の200億円の計画を示したため、ストップ高となりました。

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