概況/大引け NYダウの下落や企業決算を背景に軟調、大引けにかけて下げ幅拡大。日立は大和証券の格上げで値上がり

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,327円94銭の174円41銭安、TOPIXは1,194.26の10.24ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は508、値下がり銘柄数は1,143。出来高は28億1,589万株、売買代金は2兆384億円。

前日のNYダウが反落したことや、日本企業の決算発表も11月8日の384社に次ぎ338社と本日は前半のピークに当たるため様子見姿勢の中、決算発表で売られる銘柄が相場の足を引っ張りました。

工作機械メーカーの牧野フライス(6135)は、上期が営業赤字5億9,500万円で、通期の営業利益計画も50億円(前期比38.1%減→27億円(同66.6%減)に下方修正したため、売られました。インドからの需要は遅れたままで、中国の需要回復も想定よりも遅れ、国内の持ち直しは第1四半期ではなく、第2四半期にずれ込み、米国の販売も計画未達となりました。

日本郵船(9101)商船三井(9104)は、通期の営業利益予想を下方修正したことで売られ、船底塗料を生産している中国塗料(4617)は海外で新造船建造量が減少している影響で上期の営業利益が前年同期比43.1%減となったことが嫌気されました。

ブラジルの二輪車や、タイの四輪車・二輪車の台数下振れを考慮し、自動車部品メーカーの武蔵精密(7220)が通期の営業利益計画を91億円(前期比9.7倍)→85億円(前期比9倍)に下方修正したことで大幅安となりました。

加えて、アナリスト予想で株価が上昇してきた銘柄は好決算を発表しても、サプライズがないという見方で反応薄や売られることも対応を難しくしているようです。

大塚商会(4768)は、7-9月期の営業利益が50億円(前年同期比22%増)と好調でしたが冴えない展開です。三菱UFJモルガンスタンレー証券では目標株価を10,200円→12,100円に引き上げましたが、好業績は既に株価に織込み済みと述べ、投資判断は「Neutral」と解説しています。

一方、アンリツ(6754)は上期の営業利益が前年同期比18.5%減でしたが、買われています。野村証券では通期計画達成は簡単ではないが、四半期業績の底は脱したとの見方を示し、下期から投資してきた戦略コストの回収期に入り、高利益率のLTE開発用テスターを中心とした売上増が期待され、前年同期のハードルも低くなるため、大幅増益に転じる公算が大きいと予想しています。

日立(6501)は、大和証券がレーティングを「3」(=中立)→「2」(=強気)に引き上げ、目標株価は900円と評価しました。量産系事業の回復やコスト削減効果を原動力に二桁営業増益の継続を想定。今期は23年振りの最高益更新が見込まれています。

日経ジャスダック平均は1,931円74銭の7円52銭安。ガンホーオンライン(3765)が続落で、デジタルガレージ(4819)J・TEC(7774)システム情報(3677)も売られました。一方、グリムス(3150)ザインエレクトロニクス(6769)が上昇しました。

戻る