概況/前引け NYダウの反落や決算への反応で、日経平均は小幅安。アンリツは下期回復期待で高い

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けの日経平均は14,471円80銭の30円55銭安、TOPIXは1,204.66の0.16ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は832、値下がり銘柄数は770。出来高は12億3,768万株、売買代金は8,264億円。

米国のFOMCで量的緩和は維持されましたが、声明文でデータは家計の支出が増加したと記され、景気に対する悲観的な見方が後退しという見方から、昨日の米国長期金利は2.54%(前日比0.04%上昇)に上昇し、NYダウは61ドル安の15,618ドルと反落しました。

米国株の反落と日本でも決算発表の最中で、アナリスト予想で株価が上昇してきた銘柄は好決算を発表しても、サプライズがないという見方で反応薄や売られることも警戒され、東京株式市場は小幅安で揉み合いとなりました。

大塚商会(4768)は、7-9月期の営業利益が50億円(前年同期比22%増益)でしたが、売られました。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では目標株価を10,200円→12,100円に引き上げましたが、好業績は既に株価に織込み済みと述べ、投資判断は「Neutral」と解説しています。

自動車部品メーカーのTSテック(7313)も、上期の営業利益は前年同期比86.3%増益で、通期の営業利益見通しも285億円(前期比17.6%増益)→345億円(同42.4%増益)に上方修正しましたが、株価は値下がりしました。

ソフトバンク(9984)が安く、ANAホールディングス(9202)は円安による燃油価格の上昇とボーイング787型機の運航停止が影響し、通期の営業利益見通しを1,100億円(前期比5.9%増)→600億円(同42.2%減益)に下方修正し、年間配当予想も1円減配し3円としたことで軟調な展開です。

ホンダ(7267)は、上期の純利益が前年同期比14%増の2,428億円で、アナリスト予想平均の2,643億円に届かなかったことが嫌気されました。ホンダ系の自動車部品メーカー武蔵精密(7220)は通期の営業利益計画は91億円(前期比9.7倍)→85億円(前期比9倍)に下方修正しています。

一方、アンリツ(6754)は、上期の営業利益は前年同期比18.5%減益でしたが、値上がりしています。野村証券では通期計画達成は簡単ではないが、四半期業績の底は脱したとの見方を示し、下期から投資してきた戦略コストの回収期に入り、高利益率のLTE開発用テスターを中心とした売上増が期待され、前年同期のハードルも低くなるため、大幅増益に転じる公算は大きいと予想しています。

日経ジャスダック平均は1,941円86銭の2円60銭高。ガンホーオンラインが続落で、ジャパンティッシュエンジニアリングや高見沢サイバネティックスなどが売られました。反面、太洋物産やグリムスが買われました。

戻る