概況/大引け ソフトバンクが落ち着きを見せ、円高進行も一服、上方修正への期待で広範囲に反発。土木株が急騰

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,396円04銭の307円85銭高、TOPIXは1,198.36の20.08ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,431、値下がり銘柄数は253。出来高は23億2,104万株、売買代金は1兆7,154億円。

先週金曜日は、アリババがいずれの市場でも目先の上場断念と報じられ、ソフトバンク(9984)が売られ、ECBが23日にユーロ圏の主要銀行128行に対し2014年に健全性審査を実施する方針を発表したため、欧州の金融機関からリスク資産の圧縮で株式売却も警戒されました。

本日はソフトバンクも落ち着きを見せ、円高進行に歯止めが掛かったことや決算発表本格化に伴い上方修正への期待も支えとなったようです。

2020年の東京オリンピック開催に際して、成田空港と羽田空港を結ぶ都心直結線への期待や、リニア新幹線も東京-名古屋間の86%が地下やトンネルになるため、大豊建設(1822)がストップ高となり、安藤ハザマ(1719)熊谷組(1861)などの土木会社が大幅高となりました。佐田建設(1826)は、工事原価の圧縮が寄与し、上期は営業赤字予想4,600万円→営業黒字予想1億7,900万円に上方修正したことで買われました。

ソニー(6758)は、クレディスイス証券が投資判断を「Neutral」→「OUTPERFORM」に、目標株価を1,600円→2,600円に引き上げたことが好感されました。ゲーム機のPS4が、決して成功例ではないPS3並に売れるだけでも、全社の売上高成長に貢献すると解説しています。

一方、新光電工(6967)は、上期の営業利益を19億円→86億円に上方修正しましたが、通期は63億円→86億円にとどまっているため、下期の計画は0億円ということになり、売られました。UBS証券では下期会社計画は保守的に過ぎると述べていますが、インテル自身のサーバMPUは好調なため、同社のシェアが低下している可能性があると指摘しています。

東京電力が次世代電力計(スマートメーター)の導入を加速し、全世帯への設置計画を3年前倒しして2020年に完了させ、他の電力各社より早く柔軟な料金プランを提供可能にすると日経新聞で報じられたため、スマートメーター関連の東光高岳(6617)が大幅高となりました。

日経ジャスダック平均は1,967円25銭の3円69銭高。政府が風力発電の育成に乗り出し、電力会社に買い取りを義務付けている風力発電の価格を来年度に引き上げると報じられたため、東証マザーズの日本風力開発(2766)が大引けでストップ高比例配分となりました。

ジャスダック市場の日本マイクロニクス(6871)は、モバイルDRAM向けの検査器具のプローブカードの需要が好調で、2013年9月期の営業利益予想を7億円→13億円に上方修正(2012年9月期は営業赤字23億6,200万円)し、年間配当も10円への復配を発表したため、ストップ高買い気配を続け、大引けで比例配分となりました。

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