タカさんの「オレに任せろ!」 主力株の好決算続出で反転へ けん引役は金融株中心の可能性

概況


米国の9月雇用統計の発表をキッカケに日米の株価は明暗を分けました。予想を下回った雇用統計で米国の緩和策縮小が遠のき、その分、日米金利差の縮小で円高が進み、1万4,700円台回復を見せた日経平均は1万4,500円台も維持できず、大きく反落しました。逆に米国株は緩和縮小の呪縛から解き放されたことで一気に上昇し、今年の高値を更新するような勢いに戻っています。

日経平均 日足6カ月

日経平均 日足6カ月

円相場は97円前半まで上昇していますが、企業業績の好調などから、金利の先行き上昇を考慮すると、さらに円高が見込まれるとして、日経平均の下げを見込んで売りを仕掛けやすくしているようです。

3月決算企業の中間決算で輸出企業の好調さが示されましたが、下期を考慮すると、輸出環境はアジア低迷の鮮明、中国回復の遅れを、米国の堅調さでカバーしきれない可能性があります。国内の景気に対しても、消費税導入前の駆け込み需要などが見込まれるとされていますが、既に電気料金、円安による一部物価の値上がり、公共料金の負担増などが消費を圧迫。期待される賃金アップが見込めなければ、内需の伸びを期待するのは難しい状況にあります。

このような展開で下げた相場ですが、先行きに対する懸念が強まりますと、円相場は反落する傾向が強く働きますので、円高一辺倒は修正されていきます。先行して下げた日経平均ですが、1万4,000円台に近づきますと下値は堅くなる傾向が強く、先行き懸念があるものの現状の企業業績を無視した売りにも限界があります。

主力系の決算発表が今週から始まりますが、月替わりから再び戻していく可能性が高く、ここからの狼狽(ろうばい)売りは慎むこととみています。金融株中心に戻りへ。

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