概況/大引け 後場に入り下げ幅を拡大し、東証は全面安。LINEの上場観測から関連株が物色

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,088円19銭の398円22銭安、TOPIXは1,178.28の25.07ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は186、値下がり銘柄数は1,501。出来高は24億1,139万株、売買代金は2兆833億円。

中国のインターネット企業のアリババグループは、創業者の馬雲氏ら現在の経営陣に強い権限を与える特殊な株式発行方式が認められなかったことから香港市場への上場を断念しましたが、代わりに上場を計画していた米国市場やロンドン市場に対しても、目先の上場を断念したことが香港紙のサウスチャイナ・モーニング・ポストで報じられました。株主構成案をめぐる論争を鎮静化させ、香港取引所への上場計画を復活させるのが狙いと伝えています。

ソフトバンク(9984)は、アリババに約37%出資していて、上場による含み益の拡大期待が剥落し、大幅安となり、投資家心理も後退させました。

円相場が一時1ドル=96円94銭まで円高に進んだことも警戒され、東証は全面安となりました。

オバマケア(医療制度改革)に反対している共和党は、来年秋の中間選挙を目指して、主張を緩めず、今後も連邦債務上限引き上げ問題を人質にとった対立が続きそうなため、デフォルトリスクを警戒し、FRBも量的緩和策の縮小開始は来年3月までずれ込むと見られています。金利低下からドル安円高となりましたが、メルケル独首相の携帯電話の通話が米情報機関に盗聴されていた疑惑もドル売り要因となりました。

東京株式市場では、円高でトヨタ(7203)富士重工(7270)が安く、企業業績が悪化すると設備投資意欲も減退するという見方でオークマ(6103)アマダ(6113)も売られ、資金需要減退で三井住友FG(8316)なども値下がりしました。

日本トリム(6788)は、昨日の決算発表にサプライズがなく、株価には変異遺伝子検出キットの成長期待が織り込まれつつあるという見方から売られました。

KODOKAWA(9477)は電子書籍関連と期待されていますが、14時に発表した第2四半期の営業利益が前年同期比25.7%減となり、売られました。

一方、スマートフォン向け無料通話・チャットアプリのLINEが来年夏に東証上場の方針と報じられ、LINEスタンプを手掛けているネオス(3627)が大幅高となりました。

東証マザーズ市場でもLINE向けにコンテンツを供給しているメディア工房(3815)や、LINEフリーコインの国内代理店のアドウェイズ(2489)、企業や店舗が開設するLINE公式アカウントの運用支援のネットイヤーグループ(3622)などが急騰しました。

日経ジャスダック平均は1,963円56銭の0円17銭安。ジャスダック市場でもLINE関連としてイマジニア(4644)が買われました。

ニューフレアテクノロジー(6256)は、UBS証券が投資判断を「Buy」継続で、目標株価を13,800円→16,000円に引き上げました。第2四半期(7~9月)の受注額は184億円と推察、UBSの予想124億円を60億円も上回った。従来予想比で、マスク描画装置1台と、マスク検査装置1台分が上乗せされたと見ています。

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