概況/前引け TOPIXは884.08ポイントの24.28ポイント高、日経平均は10,666円の270円高。米国の財政の崖の回避や、FOMC議事録で出口戦略が意識されドル買い円安。1ドル=87円60銭台の円安も好感。日経平均は東日本大震災の発生前の水準に回復。

概況


TOPIX 15分足 MA(25-75)

TOPIX 15分足 MA(25-75)

前引けのTOPIXは884.08ポイントの24.28ポイント高、日経平均は10,666円の270円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,525、値下がり銘柄数は126。出来高は18億5,771万株、売買代金は1兆291億円。

米国で減税の失効と歳出削減が重なる「財政の崖」が回避されたため、ドル買い円安が進み、本日は1ドル=87円60銭台で取引されていることも好感され、日経平均は東日本大震災の発生前の水準を約1年10ヵ月振りに回復しました。

米国では昨年12月11日~12日に開催されたFOMC議事録が公表され、毎月850億ドルの債券購入の縮小なり停止が恐らく適切になるだろうという意見が複数出たことが判明したことも、現在の超低金利政策の出口戦略に視線を向かわせたため、ドル買い円売り要因となりました。

米国の「財政の崖」からの転落がひとまず回避されたことや、1ドル=87円台の円安や、1月11日には政府の経済対策が策定され、1月15日には補正予算案が閣議決定される運びとなっていることも期待材料となっています。

年明けの東京株式市場は全面高で、円安や米国が「財政の崖」から転落せず済み、景気悪化リスクが遠のいたことも安心され、トヨタや本田などの自動車株や東芝や日立などの電機株などの輸出関連が買われ、日銀が1月21日~22日の金融政策決定会合で物価目標を導入するという期待から三菱UFJフィナンシャルグループや野村ホールディングスやアイフルなどの金融株も買われました。

液晶製造装置の芝浦メカトロニクスや、消費者金融の総量規制で売られてきたアイフル、ユーロ安円高で売られてきた小森コーポレーション、オーナー社長のカジノでの資金流用で経営危機に陥った大王製紙など低PBRの銘柄が値上がり率上位に入りました。

ただ、シャープは2013年春にも公募増資などで資本増強を図る検討に入ったと1月1日の読売新聞で報じられたことで値下がりとなりました。1,000億円超の資本増強が必要と見ており、主力取引銀行と協議を始めたと報じています。

日経ジャスダック平均は1,430円の17円高。東証マザーズ市場のユーグレナ(2931)が6,700円(1,000円高)のストップ高となりました。ミドリムシは光合成で作った栄養分を脂肪に変えて体にため込む性質があり、油は超低温でも固まらないためジェット燃料として使用する研究が進められています。
トウモロコシからのバイオエタノールの燃料を作るのと異なり、ミドリムシからエネルギーを生産する方法は人間の食料不足に影響を与えないことや、ミドリムシは1日で倍に増え、季節を問わず収穫できることも有望視されています。
1ヘクタールで1年間に取れる油の量はトウモロコシ0.2トン、アブラヤシ6トンに対して、ミドリムシなどの藻類は47~140トンと桁違いに多いそうです。

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