概況/大引け 米財政協議を見守り様子見、日経平均は上下76円、売買高は20億株割れ。ソフトバンクは海外企業の買収計画で高い

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,467円14銭の25円60銭高、TOPIXは1,196.78の0.69ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は628、値下がり銘柄数は974。出来高は17億7,794万株、売買代金は1兆3,802億円。

米国で民主党と共和党による債務上限の引き上げの協議は15日の合意が見送られました。債務上限内で国債を発行できる期日が17日で、17日までの利払いは問題はないそうですが、11月1日にはメディケア(高齢者医療保証)で170億ドル、軍人への報酬や恩給、補助給付で250億ドル、3日が日曜日なので年金などの社会保障の250億ドルも1日に繰り上がるため、11月1日の670億ドルの支払いにより、米国財務省の手元資金はマイナスとなります。

債務不履行(デフォルト)は米国経済に打撃を与え、信認を損なうため、民主党(大統領)と共和党も妥協を図るだろうという見方から、東京株式市場では売りは手控えられましたが、様子見姿勢も強く、買いも入りにくい状態でした。日経平均は上下76円ほどの狭いレンジでの膠着状態となりました。

債務不履行(デフォルト)という最悪の事態が回避されたとしても、暫定予算と債務上限引き上げを巡る民主党(大統領)、共和党間の対立は来年の秋の中間選挙を控え、今後も尾を引くと警戒されています。

ソフトバンク(9984)は、世界の通信会社に端末などを販売する米ブライトスターの買収が報じられたことや、スマホゲームの世界大手スーパーセル(フィンランド)の買収計画で、成長が高まるという期待から買われました。ただ、他の主力株は値動きが乏しい状態でした。トヨタやホンダなどの自動車株が足踏みとなり、大成建設や日本空港ビルデング、乃村工芸社などの東京五輪関連も冴えませんでした。

JT(2914)は、来年4月の消費税増税に対応して値上げを実施しますが、自動販売機は10円刻みなので、税率以上の値上げになり、収益増になると期待されていました。ただ、値上げ率が3%にとどまり、5%にはならないことから株価は値下りしました。値上げ幅として10円または20円を想定し、一部銘柄は価格を据え置くことで、たばこ全体で3%の値上げになるよう調整するそうです。

買われる銘柄も日本カーバイド(4064)クボテック(7709)ヤマタネ(9305)東京計器(7721)などの低位の小型株が目立ちました。

ユナイテッドアローズ(7606)が下げ渋りを見せました。仕入れ品と自社企画品を販売し、「ユナイテッドアローズ」を中心に17のブランドで展開し、強みは売上構成がメンズ約32%、ウィメンズ約44%と男女を問わず集客できることです。駅ビルなどの商業施設を中心に出店していますが、男女双方にブランド認知度が高いため、施設側からの出店要請も多いそうです。

日経ジャスダック平均は1,902円22銭の4円67銭安。ガンホーオンライン(3765)は親会社のソフトバンクと共同でスーパーセル社を買収することで物色対象となりました。東証マザーズ市場では直近新規公開株のエナリス(6079)が買われました。

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