概況/大引け 連休中のNYダウの続伸も、日経平均は朝高後伸び悩み。債務不履行は回避されても、財政歳出が更に削減され、米国経済を下押す可能性も警戒

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,441円54銭の36円80銭高、TOPIXは1,197.47の0.30ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は692、値下がり銘柄数は923。出来高は20億548万株、売買代金は1兆6,203億円。

米国では民主党のリード上院院内総務と共和党のマコネル上院院内総務が、政府機関閉鎖や債務上限引き上げに関する合意が数日内にまとまる可能性があるとの認識を表明したことで、NYダウも続伸し、連休明けの日経平均も買い先行で始まりました。

しかし、日経平均は9時10分の14,510円37銭(前日比105円63銭高)を高値に上値がつかえ、後場は失速しました。

JPモルガン証券では、米国で債務不履行という最悪の事態は回避されても、財政歳出が更に削減され、米国経済を下押す可能性や、ワシントンの政治的混乱から税制改正やインフラ投資などの重要な法案審議が後回しになる可能性、政治的な不透明性拡大から民間企業の雇用態度の慎重化、個人消費抑制の可能性などがリスクとして考えられると解説しています。

ソフトバンク(9984)も伸び悩み、トヨタやホンダなどの対米依存度の高い自動車株、野村ホールディングスや三井不動産などのリフレ関連も揉み合いとなりました。

一方、王子ホールディングス(3861)日本製紙(3863)といった製紙メーカーが買われました。洋紙は各社が値上げを表明しているため、採算改善が期待されています。その他、政府が2016年にも家庭向け電力小売りを自由化する方針なので、王子ホールディングスは2015年度までに約300億円を投じ、売電専用の発電設備を新増設することや、日本製紙も2014年度以降の電力小売り参入を表明したことが好材料視されました。

10月12日の日経新聞に、財務省が来年度から大企業の交際費の一部を税法上の費用(損金)に算入ことを認める検討に入ったという記事が掲載されたため、西新宿や銀座や新橋などのビジネス街で高級居酒屋チェーンを展開している一六堂(3366)が買われました。

反面、中古車の買い取りと販売を行っているガリバーインターナショナル(7599)は、大幅増益となる第2四半期決算を発表も、株価は下落しました。大和証券から来年4月の消費税引き上げ後の需要減速の影響を考慮、レーティング「1」(=買い)を再考したいと報告されたことが警戒されました。

日経ジャスダック平均は1,906円89銭の6円60銭高。カジノ関連としてフィールズ(2767)が値上がりし、ブロッコリー(2706)はアイドルを目指す男の子達の物語の女性向けゲームの「うたの☆プリンスさまっ♪」が人気で10月10日に上方修正を発表したことで2日連続ストップ高となりました。

その他、ザインエレクトロニクスやジャストシステムズが高く、田中化学研究所やIGポート、ラクオリア製薬は売られました。

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