概況/前引け NYダウが323ドル高となり、東証も全面高。ソフトバンクや銀行、ハイテク株が高く、政策期待でカジノ関連も値上がり

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けの日経平均は14,381円11銭の186円40銭高、TOPIXは1,196.93の18.98ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,468、値下がり銘柄数は189。出来高は13億5,733万株、売買代金は1兆2,477億円。

米国の政府債務の上限の引き上げ問題で、野党・共和党のベイナー下院議長らは6週間の短期間に限って債務上限を引き上げる妥協案を提案する考えを明らかにしました。閉鎖されている政府機関も来週再開する方向という観測で、昨日のNYダウは323ドル高の15,126ドルとなり、今年最大の上げ幅となりました。

医療保険制度(通称オバマケア)を巡る溝は埋まっていないので、まだ楽観できないという見方も根強いのですが、債務不履行(デフォルト)は回避しようとしている姿勢は歓迎され、東京株式市場も全面高となりました。

ソフトバンクが買われ、三菱UFJなどの銀行株や、京セラやニコンなどのハイテク株も買われました。

臨時国会が10月15日~12月6日まで開催され、安倍首相は「成長戦略実行国会」と位置付けているので、政策期待の銘柄も物色され、看護師や介護士の人材紹介のエスエムエス(2175)が医療関連の銘柄として、カジノ関連の日本金銭機械(6418)オーイズミ(6428)、羽田空港の機能拡張で恩恵を受けるという見方から京浜急行(9006)なども買われました。新興市場ではバイオ関連も高くなっています。

総合部品メーカーの千代田インテグレ(6915)は、スマートフォン向けや自動車向けの受注が順調に増加し、2013年8月期の営業利益が24億300万円(前期比112.6%増益)と、会社四季報予想の18億5,000万円(前期比63.7%増益)を上回ったことで買われました。

ニコン(7731)は、野村証券が投資判断を「Neutral」→「Buy」に、目標株価は1,992円→2,020円に引き上げたことが好感されました。デジタルカメラはキヤノンや富士フイルムなど競合他社も生産を抑制しているため、野村証券が最大の業績リスクと危惧していた値下げ競争は起きていないと述べています。

反面、ファーストリテイリング(9983)が、2013年8月期の営業利益が前期比5.1%増益の1,329億円と、会社計画の16.6%増益の1,475億円や、アナリスト予想平均の12.8%増益の1,450億円を下回ったため売られました。SMBC日興証券はレーティング「3」(=アンダーパフォーム)と目標株価の28,500円を継続していて、値引き商品に人気が集中し、粗利益率が悪化。期末在庫も前期末の989億円から1,666億円に急増したと解説しています。これに対して、メリルリンチ証券では「買い」継続で、目標株価は44,000円→40,000円に引き下げましたが、シーズン毎に継続的にヒットアイテムを打ち出すことで高い競争力を維持している。圧倒的な単品販売ロットに裏付けられた価格競争力と巧妙なマーケティング、高い品質により、消費者の支持は強いと述べ、海外では進出国すべてにおいて強い売上モメンタムを実現しており、ユニクロの世界成長力が証明されつつあると評価しています。

日経ジャスダック平均は1,898円04銭の17円76銭高。楽天(4755)の値下がりは続きましたが、博報堂の子会社でネット広告のメディアレップ DAC(4281)やネット広告代理店のセプテーニ(4298)が買われました。

東証マザーズ市場ではインターネット広告代理店のフルスピード(2159)が高く、オンラインのゲームのサイバーステップ(3810)、バイオ関連のアンジェスMG(4563)ペプチドリーム(4587)が買われました。

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