概況/大引け 短期的な連邦債務上限引き上げ案を検討していると報じられ、東証は値上がり。ドル高円安で自動車が高く、薬品株も反発

概況


TOPIX 15分足 MA(25/75)

TOPIX 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,194円71銭の156円87銭高、TOPIXは1,177.95の11.05ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,115、値下がり銘柄数は496。出来高は22億5,097万株、 売買代金は1兆7,929億円。

米国の下院共和党は、政府債務が上限に達する期限が迫る中、与野党協議の時間を稼ぐために短期的な上限引き上げ案を検討していることを関係者が明らかにしたとロイターで報じられ、ドル高円安となり、東京株式市場も値上がりしました。

米ギャラップ社が9日に発表した世論調査で、共和党に好感を持つ国民は28%と1ヵ月で10ポイント急落し、調査を開始した1992年以来最低となりました。政府機関の閉鎖戦術が奏功していないようだと分析しています。民主党に好感を持つ人の割合も4ポイント低下し43%となり、危機を打開できない政権側にも不満が強まっていることを示したと伝えています。

ドル高円安を受けて、トヨタ(7203)日産(7201)などの自動車株が買われました。株価の調整が続いていたドワンゴ(3715)も押し目買いが入り、反発しました。

武田薬品(4502)アステラス製薬(4503)などの医薬品株の値上がりも目立ちました。2014年4月の薬価改定を控えているため、薬剤費削減で業績が悪影響を受けると敬遠されてきたため、出遅れ感も着目されたようです。武田薬品は抗肥満薬が9月21日の薬事・食品衛生審議会の薬事分科会で承認されたため、11月の薬価収載を経て、発売される見込みとなっています。2014年には米国で発売することも見込まれています。

その他、高島屋(8233)は、上期の営業利益が前年同期比10.2%増益の111億5,600万円となり、計画の102億円(前年同期比0.7%増)を上回ったことで買われました。アベノミクスによる景況感の改善や株高による資産効果により、美術品や宝石、貴金属などの高額品の売上高が前年同期に比べて16.5%伸び、時計などを含む身回品の売上高も増加したため、売上高が予想を上回り、販管費の削減を徹底したことも寄与しました。

リケンテクノス(4220)は、岩井コスモ証券がレーティングを新規に「A」で、目標株価は560円と発表しました。自動車向け樹脂コンパウンドの販売が好調で、タッチパネル用カバーガラス代替材料が成長期待と紹介しています。

日経ジャスダック平均は1,880円28銭の6円00銭高。楽天は値下がりしていますが、複数ネットショップ一元管理のアイル(3854)が買われました。東京五輪関連で賑わった後、調整していた翻訳センター(2483)も押し目買いが入り、切り返しました。

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