概況/前引け 短期間の債務上限引き上げ措置に扉を開けていると報じられ、上げ幅拡大。ソフトバンクや自動車、海運が値上がりし、調整していたゲーム関連も反発

概況


TOPIX 15分足 MA(25/75)

TOPIX 15分足 MA(25/75)

前引けの日経平均は14,150円98銭の113円14銭高、TOPIXは1,175.62の8.72ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,090、値下がり銘柄数は522。出来高は11億4,853万株、売買代金は8,661億円。

米下院共和党と上院民主党の指導部は共に短期間の債務上限引き上げ措置に扉を開けていると、両党の議会関係者が匿名で明らかにしたことをブルームバーグが報じ、日経平均は薄商いながらも上げ幅を広げました。

下院共和党の関係者によると、まだ政策面で条件を盛り込むかどうかや、下院通過に向けた戦略、どの程度の期間の債務上限引き上げを支持できるかなどについて決定していないそうですが、指導部は議員らにアイデアを出し合うよう求めており、10日午前10時(日本時間午後11時)に下院共和党の全体会合が予定されていると伝えました。

東京株式市場では、昨日はシティグループ証券の格下げで売られたソフトバンク(9984)が反発し、トヨタ(7203)マツダ(7261)などの自動車株も堅調となっています。海運株も買われました。株価が調整していたドワンゴ(3715)グリー(3632)などのゲーム関連も巻き返しています。

食品スーパーのライフコーポレーション(8194)は、プライベートブランド商品の開発を増やし、粗利が改善し、省電力機器の導入でコスト圧縮にも務めた結果、上期の営業利益は前年同期比12%増益の35億600万円となったことや、発行済み株式数の3.82%に当たる200万株を上限とした自社株買いの計画を発表したことも歓迎され、年初来高値を更新しました。

ダイセキ(9793)は、上期の営業利益が年同同期比26.2%増益の36億4千万円となったことで買われ、年初来高値を更新しました。業績貢献度が高かったのは、土壌汚染対策を手掛ける子会社のダイセキ環境ソリューション(1712)で、首都圏や関西での不動産再開発案件の活性化、復興関連需要などにより、会社計画営業利益を期初の3億2千万億円から2度の上方修正(7月と10月)を経て5億4千万円に引き上げていて、同社自体も年初来高値を更新しています。

アスクル(2678)は、ゴールドマンサックス証券が投資判断を「売り」→「中立」に、目標株価を1,400円→2,400円に引き上げたことで買われました。 ヤフー(4689)が同社株の42%を保有しているので、無料化戦略により、流通総額(オンライン売上)が2012年3,080億円→2015年4,830億円に拡大し、うち30%の物流をアスクルに委託すると仮定すれば約18億円の収益押し上げ効果になると試算しています。

日経ジャスダック平均は1,882円36銭の8円08銭高。楽天は売られましたが、複数ネットショップ一元管理のアイル(3854)が買われ、ネット広告のファンコミュニケーションズやアイレップも値上がりしました。

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