概況/大引け 米株安から朝方売られたものの、その後は持ち直し。ヤフーの「eコマース革命宣言」で、楽天急落

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は13,894円61銭の41円29銭高、TOPIXは1,150.13の2.55ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は915、値下がり銘柄数は727。出来高は26億4,683万株、売買代金は1兆8,954億円。

ヤフー(4689)が10月7日に、ヤフーショッピングにおける月額出店料(25,000円)や売上に対するロイヤリティ(1.7%~6%)の無料化、オークションにおけるBtoC月額出店料(18,900円)の無料化等を行うと発表しました。

楽天(4755)は、2.0~6.5%のマージンと月額19,500円~100,000円の出店料を徴収しており、ヤフーの値下げは競争激化に繋がる可能性があるという懸念から、株価は急落しました。

今回の施策による四半期の営業利益への影響額は、第3四半期と第4四半期でそれぞれ30億円~45億円の減少となるため、ヤフーも値下がりしています。ただ、広告など複数の収益源を有するため、影響度は6~9%に過ぎないとクレディスイス証券では解説しています。今後は広告を増やすことで減収分を補うため、子会社でアフィリエイト(成果報酬型)広告のバリューコマース(2491)が大幅高となりました。

アスクル(2678)は、ドイツ証券が投資判断を「Hold」→「Buy」に、目標株価を1,200円→2,800円に引き上げたことで買われました。個人向けインターネット通販サービスの「LOHACO(ロハコ)」は先行費用が発生していますが、顧客獲得に向けた取り組みに進展が見られると述べています。

日経新聞に清水建設の社長が、2020年の東京五輪の関連工事が本格化する2016年3月期をメドに受注額を今期比1,500億円増の1兆2,000億円まで増やす考えを語っているため、熊谷組(1861)やセメント会社のデイシイ(5234)空港施設(8864)などが買われました。

米国の連邦債務の上限引き上げ問題の協議が難航し、FRBによる量的緩和からの卒業戦略も遅れるという見方ら、米国債の金利が低下するという見方でドル売り円買いが進み、今朝は6時30分に1ドル=96円57銭と2ヵ月振りの円高水準を付けました。

しかし、午後の取引では1ドル=97円10銭近辺と円高圧力がやや和らぎました。黒田総裁が「異次元緩和」の時間軸強化に向け、事前準備を始めたのではないかとの思惑が意識されています。異次元緩和の長期化期待で、消費者金融や証券株、不動産株が値上がりしました。

日経ジャスダック平均は1,861円62銭の1円19銭安。不動産ファンドのいちごグループ(2337)が、業績上方修正の発表で買われました。

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