概況/前引け 朝方は米国株安で売られたが、低位の建設株が買われ、全体も下げ幅縮小。ヤフー、楽天が大幅安

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けの日経平均は13,843円01銭の10円31銭安、TOPIXは1,146.77ポイントの0.81ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は708、値下がり銘柄数は901。出来高は14億4,070万株、売買代金は9,303億円。

米国で財政問題を中心とした政治の混迷が長期化するという警戒感が増し、昨日のNYダウは136ドル安の14,936ドルと売られました。本日の東京株式市場も日経平均が10時7分に、13,748円94銭(前日比104円安)と売られましたが、その後は下げ幅を縮小しています。

ソフトバンク(9984)が反落し、ヤフー(4689)はインターネット通販サイトとオークションサイトの出店手数料の無料化などを打ち出し、減収への警戒感から値下がりし、ソニー(6758)コマツ(6301)なども冴えませんでした。

しかし、米国に悪影響を受けにくいことが見直され、東急建設(1720)大豊建設(1822)、熊谷組(1861)、鉄建建設(1815)デイシイ(5234)など、東京五輪開催関連やリニア新幹線関連が物色されました。空港施設(8864)も高くなっています。

ただ、ヤマダ・エスバイエル(1919)は、相対的に利益率の低い分譲案件や特殊建築物の構成比増加、円安による調達コストの上昇、復興需要に伴う労務費の高騰などにより2014年2月期の営業利益見通しを11億9,500万円→3億5,000万円に下方修正したことで売られました。

一方、今後ヤフーは広告収入で収益を確保していくことから、子会社でアフィリエイト(成果報酬型)広告のバリューコマース(2491)が急騰しています。

アスクル(2678)は、ドイツ証券が投資判断を「Hold」→「Buy」に、目標株価を1,200円→2,800円に引き上げたことで買われました。個人向けインターネット通販サービスの「LOHACO(ロハコ)」は先行費用が発生していますが、顧客獲得に向けた取り組みに進展が見られると述べ、7月の新物流センター(埼玉県)の稼働、8月のサイトリニューアルを受けて、価格戦略の強化、取り扱いアイテム数の拡大、物流効率の改善を紹介しています。

日経ジャスダック平均は1,848円31銭の14円50銭安。ヤフー絡みで出店する小売業者が奪われるという懸念や、価格の見直しを迫られるという懸念から、楽天(4755)が売られました。

東証マザーズ市場のナノキャリア(4571)は、公募増資とJPモルガン証券を割当先とする第3者割当増資で最大112億円を調達すると発表したことで安くなりました。

本日、東証マザーズ市場に新規上場したエナリス(6079)は公開価格280円に対して、476円買い気配となっています。太陽光発電の発電所の企画・開発を行い、その設備を外部に販売するという電源開発や電力卸売り事業を行うパワーマーケティング事業と、電力の見える化を始めとする様々な省エネに関連するサービスやソリューションを電力需要家に提供するエネルギーマネジメント事業を行っています。野村証券では営業利益を2013年12月期は8億5,100万円(前期比63.6%増)、2014年12月期は15億8,100万円(前期比85.7%増)、2015年12月期は34億3,800万円(前期比2.17倍)と予想しています。

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