概況/前引け 日銀短観も好調で反発。中国のPM2.5絡みでマスク関連が値上がり

概況


TOPIX 15分足 MA(25/75)

TOPIX 15分足 MA(25/75)

前引けの日経平均は14,627円66銭の171円86銭高、TOPIXは1,203.26の9.16ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は979、値下がり銘柄数は620。出来高は14億6,329万株、売買代金は9,288億円。

昨日のNYダウは128ドル安(15,129ドル)となりましたが、先週金曜日の70ドル安と合わせて合計は198ドル安に過ぎず、米国議会の審議難航による政府機関の閉鎖リスクを警戒し、昨日304円安となった日経平均はやや売られ過ぎという見方から、本日の東京株式市場は反発したようです。

日銀短観の大企業製造業の業況判断は+12(前回6月調査は+4)と市場予想の+7を上回りました。2020年のオリンピックの東京招致に成功した高揚感に包まれた時期にアンケートに回答した企業も多そうなことも業況感の改善に寄与したのではないかと見られています。

ソフトバンク(9984)は昨日、冬春商戦向けのスマートフォンを発表しました。カメラをかざすだけで翻訳できる「翻訳ファインダー」機能を備えた機種や、10分間の充電で1日フル充電で3日使用できる急速充電機能を搭載した機種などを用意しました。NTTドコモがiPhoneを販売することについて、孫社長は「ソフトバンクのネットワークに不満を持って他社に出て行ってしまうリスクはほとんどなくなった」と述べ、顧客維持に自信を見せたことも好感され、株価は上昇しました。

新日本科学(2395)は、9月26日に経鼻製剤基盤技術を応用した、ジヒドロエルゴタミンを対象とする粉末経鼻製剤に関し、全世界における独占的な開発権と販売権のライセンスをトランスセプト・ファーマシューティカルズに供与すると発表し、買われましたが、その後も値上がりが続いています。

ノーベル化学賞への期待で、酸化チタン関連のチタン工業(4098)やテイカ(4027)などが続伸しています。

中国の北京市でPM2.5による大気汚染が深刻化し、10月3日には一部が九州に到達すると予想されているので、マスク関連としてダイワボウ(3107)シキボウ(3109)が買われ、繊維関連として大東紡織(3202)も大幅高となっています。北京市内では9月29日から大気汚染が悪化し、工場からの排煙や車の排ガスなどに含まれる有害物質、PM2.5の濃度が上昇し、一時は6段階の基準で最悪となる厳重汚染となりました。

日経ジャスダック平均は1,914円13銭の10円72銭高。ジャスダック市場でもマスク関連の重松製作所(7980)興研(7963)が大幅高となりました。

東証マザーズ市場のタカラバイオ(4974)は、プラスミド(染色体DNA以外の細胞質DNA)ベクターを用いたiPS細胞作製方法の特許実施許諾を、iPSアカデミアジャパンから日本企業で初めて得たと発表し、同方法による受託サービスや研究用試薬の販売などに乗り出すことが好材料視されています。

携帯ゲーム会社のenish(3667)は、大和証券から、2013年12月通期の営業利益計画の8億2千万円(前期比23%増益)は第3四半期累計で達成してしまう可能性が高いと報告されています。第2四半期(4~6月)から進めているマルチプラットフォームの積極化で売上高を積上げており、特にdゲームからは当初想定を超える売上を獲得しているとのことです。

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