概況/前引け 昨日の急回復の反動や週末で手控えムード。東電は安全審査申請で高い

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けの日経平均は14,776円18銭の22円94銭安、TOPIXは1,220.05の0.44ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は749、値下がり銘柄数は854。出来高は18億713万株、売買代金は1兆715億円。

昨日の日経平均が朝方の210円安の14,410円→終値は178円高の14,799円と大きく切り返したため、本日は週末の利益確定の売りも出て、相場は小幅安で揉み合いとなりました。

東京電力(9501)は、柏崎刈羽原発6、7号機の新規制基準への適合性審査(安全審査)を原子力規制委員会に申請したため、順調にいけば来年春に再稼働が実現し、燃料費の削減により年間2,400億円~3,300億円の収支改善につながるという期待から買われました。

東レ(3402)は、炭素繊維で世界3位の米ゾルテックを買収し、炭素繊維の世界シェアは2割→3割に高まることが評価され、買われました。

クボテック(7709)は、鉄道総合技術研究所や古河電工、ミラプロ、山梨県と共同で、超電導技術を用いた「次世代フライホイール蓄電システム」の開発に取り組んでいることが有望視され、ストップ高となりました。太陽光発電は日照時間などにより発電量が大きく変化するので、電力の平準化を図るための蓄電システムの開発が必要になります。フライホイール蓄電システムは、装置の内部にある大型の円盤を、太陽光発電などの余剰電力を使って回転させることで蓄電し、曇天により発電量が減少した際に、その減少分を補填するように発電しますが、超電導技術を活用し、回転する円盤を常に浮上させることにより、繰り返しの使用に強く、軸受けの摩擦損失の低下による運転効率の向上を目指しているとのことです。

昭和電線(5805)も超電導線材の開発を行っていることが材料視され、買われました。

一方、バルチック海運指数が昨日は反落したため、NSユナイテッド海運や乾汽船などが売られました。大豊建設や東洋埠頭、ジャパンパイルなどの五輪インフラ関連も値下がりしました。

日本ゼオン(4205)は、上期の営業利益見通しを130億円(前年同期比13.6%増)→150億円(同31%増)に、通期予想も270億円(前期比13.9%増)→280億円(同18.1%増)に上方修正しましたが、小幅な上方修正なため、売られました。上期の上方修正について、三菱UFJモルガンスタンレー証券では第2四半期だけを見ると第1四半期比27%減の計画と指摘しています。

日経ジャスダック平均は1,896円22銭の13円45銭高。LED照明装置のシーシーエス(6669)は来年1月末に1株を200株に株式分割し、単元株式数を1株から100株に変更するので、投資金額が低下し買い易くなると歓迎され、ストップ高となりました。

楽天イーグルスがパリーグで初優勝を遂げましたが、楽天(4755)の株価はマジックを減らす中で買われて来た分、好材料も織り込み済みという見方からか値下がりしました。

東証マザーズ市場のオルトプラス(3672)は、電子書籍ビジネスに参入すると発表し、買われました。

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