概況/大引け 政府が消費増税に向けた経済対策で2015年度以降の法人税率引き下げ検討と報じられ、東京市場は持ち直し

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,799円12銭の178円59銭高、TOPIXは1,220.49の9.34ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,043、値下がり銘柄数は546。出来高は30億4,783万株、売買代金は2兆1,534億円。

政府は10月1日にまとめる消費増税に向けた経済対策で、2015年度以降の法人実効税率の引き下げについて「早急に検討を開始する」と明記する方向で調整に入ったと報じられ、東京株式市場も巻き返しました。

10月半ばからの臨時国会までに「成長戦略第二弾」も公表される見通しで、雇用制度改革の方針が打ち出されるとの観測もあり、成長戦略関連法案とともに、国土強靭化関連法案も提出される予定となっています。

本日の東京株式市場では、熊谷組(1861)安藤ハザマ(1719)東急建設(1720)飛島建設(1805)大豊建設(1822)大成建設(1801)などが買われました。

東京計器(7721)は、トンネル掘進機を正しい方向に導く姿勢方位検出装置を生産しているので、リニア中央新幹線では東京-名古屋間の86%が地下やトンネル部分になっているため、建設現場で活躍する機会が増えると期待されています。

リニア新幹線では超電導磁石をマイナス269℃の液体ヘリウムで冷却し、電気抵抗をゼロにし、大きな磁力を生み出しているので、ヘリウムの権益資源確保で大陽日酸(4091)が買われました。ヘリウムは世界でもごく限られた地域(米国、ロシア、ポーランド、アルジェリア、カタールの5ヵ国)の天然ガス田で採掘・精製されている貴重な資源です。大陽日酸は世界5ヵ国18ヵ所の充填設備を所有する体制を整えると共に、自社の極低温・真空技術を駆使し現在90基所有している高性能ヘリウムコンテナを2013年までに40基増設し130基体制とする構えです。

ソフトバンク(9984)は、35%を保有している中国の電子商取引会社のアリババグループが香港市場への上場は断念しましたが、米国で株式公開の申請を行うことを決定したため、保有株式の含み益拡大や売却益への期待で買われました。

海運業界で「ケープサイズ」と呼ぶ大型のばら積み船の1日当たりスポット用船料(レンタル料)が9月24日に、2年11ヵ月振りに4万ドルを突破したことで、NSユナイテッド海運(9110)共栄タンカー(9130)第一中央汽船(9132)などが買われました。

日経ジャスダック平均は1,882円77銭の5円62銭高。政府の成長戦略に期待してバイオ関連が買われ、東証マザーズ市場ではアンジェスMG(4563)そーせいグループ(4565)が高く、ジャスダック市場でもコスモバイオ(3386)医学生物学研究所(4557)が買われました。

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