概況/前引け NYダウの5日続落で朝方は売られたが、前引けにかけて切り返し。ドル円も急回復

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けの日経平均は14,670円51銭の49円98銭高、TOPIXは1,207.96の3.19ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は602、値下がり銘柄数は990。出来高は13億8,306万株、売買代金は9,916億円。

米国の連邦債務上限の引き上げや予算を巡る与野党の対立を警戒し、昨日のNYダウは61ドル安の15,273ドルと5日続落となり、本日の東京株式市場も朝方は売られましたが、前引けにかけて切り返しました。

日経平均は9時43分に前日比210円安の14,410円まで売られましたが、ソフトバンクやファーストリテイリングが買われ、海運株や大豊建設、熊谷組なども物色されました。

ソフトバンク(9984)は、35%を保有している中国の電子商取引会社のアリババグループが香港市場への上場は断念しましたが、米国で株式公開の申請を行うことを決定したため、保有株式の含み益拡大や売却益への期待で買われました。

海運業界で「ケープサイズ」と呼ぶ大型のばら積み船の1日当たりスポット用船料(レンタル料)が9月24日に、2年11ヵ月振りに4万ドルを突破したことで、NSユナイテッド海運(9110)共栄タンカー(9130)乾汽船(9113)などが買われました。中国の8月の粗鋼生産量は前年同月比12.8%増となり、鉄鉱石や石炭の輸入が増えていることが海運市況の上昇をもたらしました。日本海事新聞では各オペレーター(運航船社)はアジアからブラジルへ船舶を通常スピードで移動させているが、到着までは40日程度かかるので、ケープサイズ市況のタイト感は11月上旬まで維持される見通しと解説しています。

反面、昨日は日経平均に新規組み入れられることでストップ高となった日東電工(6988)は反動もあり売られました。米アプライドマテリアルズとの統合計画で昨日賑わった東京エレクトロン(8035)も反落しました。アドバンテスト(6857)も業績下方修正で値下がりし、半導体パッケージ向けBT材料の下期の在庫調整が警戒され、三菱ガス化学(4182)も売られました。

EIZO(6737)が買われましたが、いちよし経済研究所は、医療用など特定用途向けモニタの回復が鮮明になりつつあると解説しています。医療現場ではこれまでもPACS(医用画像管理システム)用やモダリティ(医療画像撮影機器)用で同社の高精細モニタが使われてきましたが、これからは手術室向けの拡大が見込まれると紹介しています。

日経ジャスダック平均は1,874円13銭の3円02銭安。ハイパーやアイル、デジタルガレージが買われましたが、CDGやフーマイスターエレクトロニクスが売られています。

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