概況/大引け 連休中のNYダウの続落が警戒されたが、後場は持ち直し日経平均は一時プラス圏に。五輪関連期待の中小型株が物色

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,732円61銭の9円81銭安、TOPIXは1,214.87の4.11ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は847、値下がり銘柄数は807。出来高は28億3,389万株、売買代金は1兆9,235億円。

日本の連休中のNYダウが続落で合計235ドル安となったため、本日の日経平均も前場は一時135円安まで売られましたが、中小型株への買いも多く、後場は日経平均も持ち直し、一時プラス圏に浮上しました。

米国議会下院は20日に、10月から2ヵ月半の暫定予算案を可決しましたが、オバマ大統領が推進する医療保険制度改革に関する予算の撤廃を盛り込んでいるため、与党民主党が多数を占める上院の通過は困難で、オバマ大統領も同案を拒否する方針です。米国では10月1日からの2014会計年度が始まるまでに、新年度予算や暫定予算が成立しなければ、政府閉鎖という事態を迎えるリスクがあると警戒されています。加えて、連邦政府の債務上限額を引き上げなければ、早くて10月中旬頃には連邦政府の資金が底をつく見通しです。

ただ、先週金曜日にNYダウの30銘柄中3銘柄に入れ替えが行われた結果、23日のNYダウの下落分49ドル71セントのうち、48ドル04セントは新規採用銘柄の下落で説明でき、最も大きく下落に寄与した2銘柄も新規採用銘柄でした。これまで上昇してきた反動もあったと見られるので、24日以降の下落は限定的と大和証券では予想しています。

東京株式市場では建材メーカーのエーアンドエーマテリアル(5391)や、日本コンベヤ(6375)、鉄鋼向け耐火物のTYK(5363)などがストップ高となりました。東京五輪を招致するに当たって、高速道路や商業施設の建設も増え、鉄鋼需要も増加するため、鉄鋼生産用の耐火物の需要も増えると期待されました。

ラサ工業(4022)は、放射性物質で汚染された土壌から汚染濃度が高い土砂分を分離・回収する装置「グラインドウォッシャー」を開発したと日刊工業新聞で報じられ、ストップ高となりました。

一方、ドイツ証券が三井不動産(8801)三菱地所(8802)住友不動産(8830)東京建物(8804)の投資判断を「Buy」→「Hold」に引き下げたため、他の不動産株も冴えませんでした。消費税率引上げによって、マイナスで推移していた実質金利は再びプラス圏まで上昇すると予想し、その結果、この水準からのさらなるインプライドCAPレート低下の可能性は消滅したと解説しています。

日経ジャスダック平均は1,892円71銭の10円43銭高。ユビキタスやエスプールが買われましたが、アビックスや翻訳センターは売られました。

東証マザーズ市場のエムアップ(3661)は、芸能人のファンサイトの運営を行っていますが、9月27日に東証1部市場に昇格することになり、ストップ高となりました。

戻る