概況/大引け 3連休を前に上値抑制。ただ、下値も堅く、小幅揉み合い。鉄建と大豊建設は信用規制で安いが、日本コンベヤが高く、空港ビルも堅調

概況


TOPIX 15分足 MA(25/75)

TOPIX 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,742円42銭の23円76銭安、TOPIXは1,218.98の3.50ポイント高。東証1部の値上がり銘柄数は946、値下がり銘柄数は655、出来高は34億4,778万株、売買代金は2兆2,732億円。

消費税の増税による個人消費の鈍化は警戒されていますが、五輪の東京誘致に成功し、内閣支持率が上がり、景況感にも好影響を与え、米国では不透明感を高めると警戒されたサマーズ元財務長官がFRB議長候補から撤退を表明し、量的緩和策の縮小も先送りされ、シリアに対する米国の軍事介入の危険も消滅しています。これらの好材料に支えられ、日経平均は8月末の13,388円から1,300円ほど水準を切り上げていますが、本日は秋分の日の3連休を控え、上値は重く、揉み合いとなりました。

ただ、日経平均はファナック(6954)京セラ(6971)といった値がさ株が押し下げ要因となりましたが、トヨタ(7203)キヤノン(7751)などは堅調で、売りが膨らんでいる状態でもないようです。

鉄建建設(1815)大豊建設(1822)は、東証の信用取引規制で下落しましたが、土木や建設現場での活躍が期待され日本コンベヤ(6375)が高くなりました。

日本の「おもてなし」の精神は高く評価されるものの、空の便の悪さが外国客誘致の障害になっているため、羽田空港の国際線の年間発着枠の拡大や、成田空港と羽田空港を新東京駅を通じて結びつける「都心直結線」の建設計画が評価されていて、日本空港ビルデング(9706)も堅調でした。

ニコン(7731)が買われましたが、スマートフォンで写真を撮る人が増えているため、デジタルカメラで生き残るのは上位2~3社という見方から、他のカメラメーカーは撤退に追い込まれ、残存者利益を得るという期待も意識されているようです。8月に理化学研究所発のバイオベンチャー 日本網膜研究所に5億円を出資し、iPS細胞による再生医療で必要な検査機器などを開発することも活路を見出すと期待されています。

荏原(6361)が上昇、野村証券から下期にCMP(化学的機械研磨)装置の増産を計画が報告されたことに刺激を受けました。CMP装置は半導体チップの製造工程で使われ、ナノメートル単位の平坦性を化学的機械的に研磨することで実現する装置で、用途によって価格は異なりますが1台数億円するそうです。

日経ジャスダック平均は1,882円28銭の9円58銭高。楽天(4755)が、年初来高値更新となりました。9月19日にIRデーを開催し、各事業(カード、銀行、証券、楽天市場、物流、海外EC、Kobo、VIKI)のトップが事業戦略を説明しました。

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