概況/大引け 来週のFOMCが警戒されているが、日本の消費税引き上げ対策も下支えとなり、設備投資関連は上昇。東洋埠頭やデイシイなど五輪関連への物色も継続

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,404円67銭の17円40銭高、TOPIXは1,185.28の0.92ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,002、値下がり銘柄数は610。出来高は36億6,160万株、売買代金は2兆7,297億円。

来週17日~18日のFOMCで量的緩和策の縮小が決定された時の悪影響が懸念されていますが、日本では来春の消費税引き上げによる景気の腰折れ防止策で、経済対策が講じられ、法人税の引き下げも検討されていることが下支えとなりました。法人税の引き下げで、企業の設備投資意欲が刺激されると期待され、安川電機(6506)オークマ(6103)アマダ(6113)などが買われました。

大林組(1802)は、メリルリンチ証券が投資判断を「買い」→「アンダーパフォーム」に2段階引き下げたことで値下がりしました。関西をベースとするため、首都圏工事の受注機会が相対的に少ないとみられることや、建築利益率の回復が相対的に遅れると予想しています。

一方、東洋埠頭(9351)東急建設(1720)デイシイ(5234)など五輪関連に対する物色意欲は継続しました。ニチレキ(5011)は、路上路盤再生工法が注目されています。

トヨタや本田などの完成車メーカーは冴えませんでしたが、デンソー(6902)アイシン精機(7259)武蔵精密(7220)などの自動車部品メーカーは完成車メーカーに対する出遅れ感から、堅調でした。11月開催の東京モーターショーに向け環境・安全・快適など自動車技術が話題に出ることも多く、技術コアを担う自動車部品サプライヤーにも注目が集まると期待されています。

住友精化(4008)は、現在の高吸水性樹脂よりもはるかに吸水能力が高い製品を開発中で、数年後に世界展開狙うことが有望視されました。

日経ジャスダック平均は1,820円49銭の2円12銭高。米国のツイッター社が証券取引委員会(SEC)に対して株式公開(IPO)の申請を行っていたことをつぶやいたため、ツイッター社に出資しているデジタルガレージ(4819)はストップ高となりました。

東証マザーズ市場に新規上場したサンワカンパニー(3187)は、公募価格950円に対して、2,185円買い気配となりました。タイルや建材やキッチンや洗面ボウルなど建設資材や住宅設備のネット通販会社で、建設資材の販売で慣行的に行われきた「材工一式(材料費と施工費を合わせ、利益を上乗せした上でまとめて価格を提示する方式)」を廃し、ネット通販により流通の透明化を実現し、直接仕入れ・直接販売で中間コストを削減し、低価格を実現していることが評価されました。

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