概況/大引け 小幅安での揉み合い。不動産は値下がりしたが、建設株は底堅く、大豊工業はストップ高

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,387円27銭の37円80銭安、TOPIXは1,184.36の4.89ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は713、値下がり銘柄数は894。出来高は25億9,539万株、売買代金は1兆7,449億円。

2020年のオリンピックが東京に決定したことで、今週月曜日と火曜日の急騰した相場は水曜日は揉み合いとなり、本日は小幅安となりました。2020年の開催なので、関連施設の建設はまだ先という見方や、先週まではSQの着地は14,000円程度と見られていたものが、明日のSQが14,500円になると困る投資家も多そうなので、売り仕掛けも出てくるといった警戒心も上値を抑制しました。

ただ、不動産株は値下がりしましたが、建設株は粘り腰を見せ、ショーボンド(1414)PS三菱(1871)鉄建建設(1815)などは値上がりし、大成建設(1801)も小幅高、成田空港と羽田空港を結ぶ都心直結線での活躍が期待され大豊建設(1822)はストップ高となりました。

大和証券では、1991年の長野五輪招致成功時にも1ヵ月間の建設株相場があったため、今回の五輪招致成功相場はまずは月末頃まで継続するだろうと見ています。今回は10月初めに消費増税の最終判断が見込まれ、同じ時期には経済政策パッケージの全容が見えてくるので、それまでは市場の期待感が継続するということも言い添えています。

ヒトコミュニケーションズ(3654)は、3月のIOC(国際オリンピック委員会)日本視察の際、IOC委員をサポートしたことで五輪関連銘柄と目され、ストップ高となりました。

一方、エムスリー(2413)は、ソニーが保有する79万1,908株の一部の15万5,000株をドイツ証券に譲渡することで合意したため、安定株主の一部が流動化することが警戒され、売られました。

アップルが新型のiPhone5Sと廉価版の5Cと新OSのiOS7を、昨日発表しました。野村証券ではポジティブな面では、(1)64ビットCPUやモーションプロセッサの独立でプロセッサ性能が向上、(2)iWorksアプリ(Keynote、Pages、Numbers)の無料化、ネガティブな面では、(3)5cの価格が549ドル(16GB)と高く、低価格帯市場を開拓できないこと、(4)指紋センサを用いた新アプリケーションや同センサAPIのデベロッパーへの開放が発表されなかったことと述べています。

仕様面のサプライズは少ないことがマイナス要因となり、村田製作所(6981)太陽誘電(6976)などの電子部品メーカーは売られました。

日経ジャスダック平均は1,818円37銭の7円16銭高。東証マザーズ市場のペプチドリーム(4587)は、みずほ証券が投資判断を新規に「買い」で、目標株価は11,600円と発表したことで買われました。1兆種類以上もの新規医薬品候補物質を持っていることが評価され、既に大手製薬企業7社と共同研究開発契約を締結していて、特殊ペプチド医薬品が2021年6月頃から発売になると予想しています。

ジャスダック市場ではヒビノや翻訳センターなどの五輪関連が買われました。

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