概況/大引け 大成建設や鹿島、日本空港ビルデングなどの東京五輪関連が利食い売りに反落

概況


TOPIX 15分足 MA(25/75)

TOPIX 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,425円07銭の1円71銭高、TOPIXは1,189.25ポイントの0.97ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は758、値下がり銘柄数は883。出来高は34億4,316万株、売買代金は2兆2,573億円。

米国のケリー国務長官が9月9日に、シリアが来週までに化学兵器を放棄すれば攻撃を回避すると述べたことを受け、軍事介入に反対するロシアは、シリアのアサド政権に対して保有する化学兵器を国際監視下に置くよう説得に乗り出しました。オバマ大統領もロシアの動きについて、勇気づけられる兆候と述べ、10日に米国議会に対して軍事行動の承認に関する採決を先送りするよう求めました。

シリアに対する軍事攻撃が回避される可能性が出てきたことで、ドルが買われ、1ドル=100円60銭まで円安となったため、日経平均も一時は14,561円46銭(前日比138円10銭高)まで買われました。

ただ、東京オリピック関連で月曜日と火曜日に大幅高を演じていた大成建設(1801)鹿島(1812)などの建設株、日本空港ビルデング(9706)綜合警備保障(2331)なども利益確保の売りに押され、日経平均も上げ幅を縮めました。

9月17日~18日のFOMCで量的緩和策の縮小が開始される可能性があることや、下旬に想定されるバーナンキFRB議長の後任人事、10月上旬には上限に達する連邦債務問題の処理も重石となっています。

加えて、NYダウの銘柄入れ替えが23日に行われることも、NYダウの売り圧迫要因と見られています。金融機関のゴールドマンサックスとクレジットカードのビザ、スポーツ用品のナイキが採用され、バンクオブアメリカとヒューレットパッカード、アルミ大手のアルコアが除外されます。除外される低位株を売却しても、採用される値がさ株の購入代金に足りないので、その他の銘柄に広く薄く換金売りが出てくると見られています。

本日の東京株式市場ではソフトバンク(9984)が買われましたが、バークレイズ証券が投資判断を「オーバーウエイト」で再開し、目標株価は7,500円と発表しました。NTTドコモがiPhone販売を開始した場合、競争環境は激しくなりますが、ドコモの業績は低調なため値引き競争が激化するとは想定し難い。また2年前にKDDIがiPhoneを販売した以降もソフトバンクは純増シェアで1位を確保しているので、ドコモのiPhone参入でも大きな影響を受けることは無いだろうと予想しています。

ローランドDG(6789)は、岩井コスモ証券が投資判断を「B+」→「A」に、目標株価も2,700円→3,500円に引き上げたことで買われました。

日経ジャスダック平均は1,811円21銭の7円15銭高。イベントの照明演出の調光システムを販売しているため、オリピック関連して賑わったヒビノ(2469)も売られ、ドコモショップを運営していることでドコモによるiPhone販売効果が期待されていた協立情報通信(3670)も利食い売りに押されました。

一方、J・TEC(7774)3Dマトリックス(7777)などバイオ関連が買われました。

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