概況/大引け 低位の建設株が値上がり率上位を独占、東証1部の売買高は42.3億株

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,423円36銭の218円13銭高、TOPIXは1,190.22の17.22ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,310、値下がり銘柄数は352。出来高は42億3,075万株、売買代金は2兆4,412億円。

2020年の東京オリンピックは最大のアベノミクスという期待から、本日も全面高となり、低位の建設株にストップ高も頻発し、東証1部市場の値上がり率上位は建設株に占拠されました。東証1部の売買高40億株台は6月7日以来の水準。

東京都は、オリンピックの経済波及効果を東京都で3兆円、全国で5兆円と発表していますが、コンパクトな開催をアピールするために過小に推計された可能性があり、これ以上の経済効果が出る可能性があるだろうとみずほ証券では解説しています。

羽田と成田の両空港で発着できる便数を増やすため、航空機の東京都内の上空飛行を解禁したり、滑走路を増設したりする案が浮上したと日経新聞で報じられ、空港施設(8864)もストップ高となりました。

成田空港と羽田空港を結ぶ新鉄道「都心直結線」構想も推進されそうという期待で、土木会社の大豊工業(1822)や鉄道建設に強い鉄建建設(1815)もストップ高となりました。成田空港と羽田空港は1時間半以上かかりますが、墨田区押上と港区泉岳寺の間にトンネルを掘り、直通で1時間以内で結びます。地下なので、土地の買収が不要なことも工期短縮に寄与するそうです。

東京オリンピックでは選手村(旧晴海埠頭)から半径8キロメートル以内に所在する28競技場のうち、21会場が東京臨海部に集中します。お台場、有明、夢の島地区などが中心ですが、若洲(セーリング)、中央防波堤内側埋め立て地(クロスカントリー)、同外側埋め立て地(マウンテンバイク)、中央防波堤東西水路(ボートなど)といった東京港の物流機能と接するエリアで開催される競技も多くなっています。そのため、コンテナ埠頭をはじめとする物流機能の再編・拡充も同時に加速されるとの見方から、東洋埠頭(9351)も買われました。

コナミ(9766)日本金銭機械(6418)といったカジノ関連も物色。ブルームバーグは昨日、「カジノ運営会社の米ラスベガス・サンズと米MGMリゾーツ・インターナショナルが日本でのカジノ建設に向け候補地探しを進めている」と報じました。コナミは、米国や豪州のカジノにゲーム機のライセンスを持っているため、カジノ関連と市場では活躍が期待されています。

日経ジャスダック平均は1,804円06銭の8円29銭高。訪日観光客が増えれば翻訳ビジネスに対する需要も増えるという期待から翻訳センター(2483)が買われ、ストップ高となりました。建設コンサルタントと環境コンサルタントを行っているいであ(9768)も大幅高となりました。

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