概況/前引け 建設株が値上がり率上位を独占。バルチック海運指数が2009年9月以来の高水準となり海運株も高い

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けの日経平均は14,356円56銭の151円33銭高、TOPIXは1,186.67の13.67ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,167、値下がり銘柄数は467。出来高は21億8,263万株、売買代金は1兆2,006億円。

2020年の東京オリンピック開催で老朽化した道路や鉄道などの社会インフラの整備や、訪日観光客の増加期待で商業施設やホテルの建て替え・建設も進むという期待で、建設株が軒並み高となり、大末建設(1814)鉄建建設(1815)大豊工業(1822)東急建設(1720)浅沼組(1852)などの低位の建設株がストップ高となりました。

東京五輪開催の決定を受け、羽田と成田の両空港で発着できる便数を増やすため、航空機の東京都内の上空飛行を解禁したり、滑走路を増設したりする案が浮上したと日経新聞で報じられ、空港施設(8864)もストップ高となりました。日本航空(9201)ANAホールディングス(9202)も買われました。

大成建設や大林組などの大手ゼネコンも大幅続伸となり、年初来高値を更新しています。

東京オリンピックでは選手村(旧晴海埠頭)から半径8キロメートル以内に所在する28競技場のうち、21会場が東京臨海部に集中します。お台場、有明、夢の島地区などが中心ですが、若洲(セーリング)、中央防波堤内側埋め立て地(クロスカントリー)、同外側埋め立て地(マウンテンバイク)、中央防波堤東西水路(ボートなど)といった東京港の物流機能と接するエリアで開催される競技も多くなっています。そのため、コンテナ埠頭をはじめとする物流機能の再編・拡充も同時に加速されるとの見方から、東洋埠頭(9351)上組(9364)も買われました。

東証1部の値上がり率上位30位までは建設株が占拠する割合が高くなっています。

それに続くのが海運株で、昨日のバルチック海運指数が126ポイント上昇の1,478ポイントと、2009年9月以来の高水準となったことで、商船三井やNSユナイテッド海運などが買われています。

反面、投資資金がオリピック関連に向かっているため、乗り換え対象となった3プリンター関連の群栄化学(4229)MUTOHホールディングス(7999)は安く、日野自動車や日産自動車、富士重工といった自動車株も冴えず、新興市場のバイオ関連も値下がりしています。

コナミ(9766)が値上がりしてしますが、カジノ関連として関心が寄せられています。昨日のブルームバーグは、「カジノ運営会社の米ラスベガス・サンズと米MGMリゾーツ・インターナショナルが日本でのカジノ建設に向け候補地探しを進めている」と報じました。

日経ジャスダック平均は1,803円05銭の7円28銭高。訪日観光客が増えれば翻訳ビジネスに対する需要も増えるという期待から翻訳センター(2483)が買われ、ストップ高となりました。環境コンサルタントの環境管理センターも買われました。

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