概況/大引け 2020年五輪開催地はマドリード優位で、東京は原発汚染水問題で苦境と報じられ、建設や不動産を中心に広範囲に下落。ドコモは秋にiPhone発売観測

概況


TOPIX 15分足 MA(25/75)

TOPIX 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は13,860円81銭の204円01銭安、TOPIXは1,147.82の10.02ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は459、値下がり銘柄数は1,159。出来高は22億3,789万株、売買代金は1兆7,092億円。

2020年の五輪開催地はスペインのマドリードが優位で、東京は原発の汚染水問題で苦境に立たされていると報じられたため、東京株式市場は売られました。

大成建設(1801)大林組(1802)などの建設株、三井不動産(8801)東急不動産(8815)などの不動産株が売られ、東証2部市場の帝国ホテル(9708)も大幅安となりました。商業施設の改装もオリンピック効果がないと減殺されるという見方から、乃村工藝社(9716)も売られました。

韓国政府が、東京電力福島第1原発の汚染水漏れ事故を受け、福島県や茨城、群馬、宮城、岩手、栃木、千葉、青森の8県からの水産物輸入(淡水魚を含む)を全面禁止することを決めたため、極洋(1301)マルハニチロ(1334)など水産株も売られました。

NTTドコモ(9437)が、米アップルのスマートフォン「iPhone」を秋に発売する見通しとなったため、シェアを奪われるという懸念からソフトバンク(9984)が売られました。一方、ジャスダック市場に上場している協立情報通信(3670)は、ドコモショップを経営しているため、業績改善効果の大きさが期待され、ストップ高買い気配を続け、大引けで比例配分となりました。

クミアイ化学(4996)は、野村証券が投資判断を「Buy」継続で、目標株価を720円→870円に引き上げたことが追い風となりました。2011年11月に豪州で初めて小麦向けの農薬登録を受けた畑作用除草剤ピロキサスルホンは、米国においても大豆、トウモロコシ、小麦、棉向けに登録認証を取得し、順調に拡大しているそうです。長期的には数百億円の売上高を計上する可能性があるそうですが、株式市場はこの点を過小評価していると紹介しています。

本田(7267)は、新小型車「フィット」のハイブリッド車の燃費がガソリン1リットル当たり36.4キロメートルで、トヨタのアクアの35.4キロメートルを抜いて世界首位となり、毎月の販売目標は1万5千台ですが、既に2万5千台以上の予約が入っていることが好感され、下落を免れました。

本田系の自動車部品メーカー日信工業(7230)は、「フィット」のハイブリッド車に回生協調ブレーキが搭載されていることが有望視され、物色されました。

日経ジャスダック平均は1,775円54銭の12円51銭安。東証マザーズ市場のユーグレナ(2931)は、食用の微細藻類「ユーグレナ(ミドリムシ)」の東アジアを中心とした海外展開のために、沖縄県石垣市の工場に最大で約2億円を投資し、高効率の遠心分離機などを導入し、増産体制の構築を目指すと日刊工業新聞で報じられ、関心を集めました。

東証マザーズ市場のパラカ(4809)は、駐車場の運営会社ですが、9月12日に東証1部市場に昇格することとなり、急騰しました。

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