概況/大引け ドル円が100円接近で日経平均一時100円高超も、米雇用統計や2020年五輪開催地決定を控え上値は抑制、ほぼ変わらずに

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

大引けの日経平均は14,064円82銭の10円95銭高、TOPIXは1,157.84の1.54ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は684、値下がり銘柄数は924。出来高は24億680万株、売買代金は1兆7,810億円。

昨日の米国で8月の自動車販売は年率換算で1,609万台とアナリスト予想の1,580万台を上回り、2007年10月以来約6年ぶりの高水準を記録し、GMが15%増、フォードとクライスラーも12%増となったため、米国経済に対する信頼感を高めました。

地区連銀経済報告(ベージュブック)でも7月上旬から8月下旬にかけて、大半の地域で「控えめから緩やかな(modest to moderate)」ペースで拡大したとの認識を示しました。住宅価格や住宅ローン金利の上昇で様子見をしていた多くの人の購入意欲が促されたことが複数の地区から報告され、雇用は大半の職種・業種で採用が横ばいもしくは小幅増加したため、FRBの資産買い入れ縮小観測を正当化する内容と受け止められました。

昨日の米国では2年債や5年債の利回りが2011年7月以来およそ2年ぶりの高水準となり、米国景気拡大に伴いFRBの利上げ時期を巡る思惑が台頭しているので、ドルも買われ、円安に向かいました。

本日の東京市場では1ドル=99円97銭まで円安が進み、1ドル=100円に接近しました。日経平均も一時100円高。

ただ、明日が米国の8月雇用統計、8日は2020年のオリンピックの開催地の決定を控えているため、上値は抑制されました。

円安でもトヨタ(7203)ソニー(6758)などの輸出関連は反応薄で、不動産株や銀行株といったリフレ関連も揉み合いとなりました。ただ、鉄鋼株は円安で輸出採算が改善するという期待で新日鉄住金(5401)JFEホールディングス(5411)が買われ、建設用鋼材のH形鋼が1年9ヵ月振りの高値となったことで、東京製鉄(5423)も買われました。

日本触媒(4114)は、シティグループ証券がレーティングを「2」(=中立)→「1」(=買い)に、目標株価を1,130円→1,250円に引き上げました。シティグループ証券では、アクリル酸、SAP(高吸水性樹脂)、「アクリビュア」などを増額し、2014年3月期の営業利益予想を125億円(前期比24.6%増益)→140億円(同39.5%増益)、2015年3月期を200億円(前期比60.0%増益)→240億円(同71.4%増益)へ上方修正しました。

経ジャスダック平均は1,788円05銭の5円98銭高。カルナバイオサイエンス(4572)は、東京大学と科学技術振興機構の大学発ベンチャー創出推進事業の成果を基に設立されたバイオベンチャーのProbexを完全子会社化すると発表し、買われました。

東証マザーズ市場のコロプラ(3668)はスマートフォン用のクイズ&カードバトルロールプレイングゲームの「クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ」が累計500万ダウンロードを突破したと発表したことで大幅高となりました。

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