概況/前引け ベイナー下院議長が大統領の対シリア行動支持でNYダウ上げ幅縮小、東証は反落

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けの日経平均は13,872円30銭の106円14銭安、TOPIXは1,144.22の4.96ポイント安。東証1部市場の値上がり銘柄数は573、値下がり銘柄数は1,028。出来高は10億7,325万株、売買代金は7,901億円。

前日のNYダウが一時、123ドル高の14,933ドルまで買われながら、終値は23ドル高の14,833ドルと失速したため、昨日405円高と大幅高した日経平均も様子見姿勢から反落しました。

米国では共和党のベイナー下院議長がオバマ大統領の要請した対シリア行動支持と伝えられ、上げ幅を縮小しました。イスラエルと米国は3日に地中海でミサイル発射テストも実施しました。

本日の東京株式市場は、東京電力や関西電力などの電力株が売られ、日野自動車(7205)いすゞ自動車(7202)はASEANを中心とした新興国市場の減速懸念が株価を想定以上に圧迫しているために、ドイツ証券が投資判断を「Buy」→「Hold」に引き下げたことで売られました。

昨日は安倍政権の成長戦略に期待して、買われたフルキャストやテンプホールディングスなどの人材派遣会社も本日は売られました。

一方、キヤノン(7751)が、発行済み株式数の1.6%にあたる1,800万株を上限に自社株買いを実施すると発表し、値上がりしました。自社株買いをするのは昨年8月以来、約1年ぶりとなります。

ローランドDG(6789)は、岩井コスモ証券がプロッタの成長性に注目し、投資判断を新規に「B+」で、目標株価を2,700円と発表したことで買われました。プロッタは3次元プリンタ(3Dプリンタ)の一種で、パソコン上のデータに沿って対象物を削る装置です。主に企業や研究機関の実験室などで試作品開発のために使用されますが、試作品開発で負担が大きい金型投資が不要になるなど、注目が高いと紹介し、ローランドDGのプロッタの売上高は12億円程度、粗利益率は推定5割弱ですが、中期的にはプリンターに次ぐ、事業の柱として育成する方針と紹介しました。

昭和シェル石油(5002)は、バークレイズ証券が投資判断を新規に「オーバーウエイト」で、目標株価は1,200円と発表したことで買われ、年初来高値を更新しました。太陽電池事業は宮崎第3工場の商業生産開始により、1~3月期における初の営業黒字化となりました。昨年末以降、再生可能エネルギーの固定買取価格制度導入によりブームとなった太陽光発電は受注残が積み上がっており、国内需要に支えられる見通しが立つ2015年までは安心感もあると紹介しています。

日経ジャスダック平均は1,775円89銭の7円76銭高。東証マザーズ市場のアンジェスMG(4563)は10月から、遺伝子治療薬「コラテジェン」を用いたリンパ浮腫の治験を開始すると日経産業新聞で報じられ、値上がりし、ジャパンティッシュエンジアリングなどの他の再生医療関連にも好影響を与えました。

アイル(3854)は、8月26日に業績上方修正を発表してから株価の上昇が続いていますが、ポイントを実店舗とネットで相互利用できる一元管理システムを開発し、ファッション業界に続く他の業界も開拓していることが有望視されています。

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