概況/前引け シリアに対する早期の軍事攻撃がないことや、8月のユーロ圏PMIの上方修正で円安となり、東証は全面高

概況


日経平均 15分足 MA(25/75)

日経平均 15分足 MA(25/75)

前引けの日経平均は13,917円64銭の344円72銭高、TOPIXは1,145.11の27.33ポイント高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,562、値下がり銘柄数は133。出来高は13億1,935万株、売買代金は1兆42億円。

米軍によるシリアに対する早期の軍事攻撃がないことや、8月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数の改定値が51.4と、速報値の51.3から上方修正され、7月の50.3から改善したことも安心され、リスク選好の動きが強まりました。

安全資産の円を買う動きが後退し、1ドル=99円60銭台の円安となったため、東京株式市場は全面高となりました。

昨日賑わった消費者金融のアイフル(8515)や不動産ファンドのケネディクス(4321)は反落しましたが、トヨタやソフトバンク、三井住友フィナンシャルグループなどの主力株が高く、東電(9501)は汚染水対策に国が400億円超の国費を投入することで、関西電力(9503)は大飯原子力発電所(福井県)の敷地を通る断層(破砕帯)が活断層ではないとの見解で原子力規制委員会の有識者会合が一致したことで買われました。

政府が産業競争力会議を昨日開き、「農業」、「医療・介護」、「雇用・人材」の3つと、成長戦略の進み具合を点検する「フォローアップ」という4つの分科会の設置を決めたと報じられたため、雇用・人材関連としてフルキャスト(4848)テンプホールディングス(2181)も買われました。

リケンテクノス(4220)は、スマートフォンやなどの表面保護向けに現在主流のカバーガラスと同等の硬度を持ち、重さを10分の1にしたフィルムを開発し、サンプル出荷を開始したと日経産業新聞で報じられたことでストップ高となりました。

HSBCが発表した中国の製造業購買担当者景気指数の改定値は、速報値と同じ50.1でしたが、7月の47.7から上昇し、4ヵ月ぶりに50を上回っていることから、ファナック(6954)THK(6481)などの設備投資関連も買われました。

欧州の製造業購買担当者景気指数の改善で、欧州売上高比率の高い電動工具メーカーのマキタ(6586)も買われました。

哺乳瓶などの育児用品のピジョン(7956)は、上期の営業利益が48億1千万円(前年同期比49.3%増)で、2014年1月通期の営業利益見通しも78億円(前期比10.0%増)→90億円(前期比27.0%増)に上方修正したことで買われました。野村証券は通期の営業利益は97億円(前期比36.8%増)と予想し、投資判断「Buy」継続で、目標株価を4,600円→5,400円に引き上げました。

日経ジャスダック平均は1,761円73銭の16円56銭高。アビックス(7836)は、オリンピック関連として注目され、買い気配となっています。大型LED映像表装置の開発、販売を行っていて、鹿島アントラーズのホームスタジオなどに納入実績があることが好材料視されています。

ヒビノ(2469)もコンサート講演やイベント会場向けに大型LED映像装置のレンタルを行っています。イベントの照明演出の調光システムを販売しているファーストエンジニアリング社を子会社化していますが、ファーストエンジニアリング社はロンドンオリンピックの開会式の演出を担当した米エボライツ社製の調光システムの輸入総販売代理店なので、オリンピック関連と期待されました。

戻る