概況/前場 TOPIX782.95ポイントの6.52ポイント高、日経平均は9,425円の58円高。23日のウォールストリートジャーナル紙のインタビューで安倍自民党総裁の発言もトーンダウンし、日経平均も上げ幅が縮小。

概況


前引けのTOPIX782.95ポイントの6.52ポイント高、日経平均は9,425円の58円高。東証1部市場の値上がり銘柄数は1,165、値下がり銘柄数は378。出来高は12億3,785万株、売買代金は7,080億円。

次期首相候補の安倍自民党総裁の大言壮語が市場の関心を引き付けてきましたが、批判も多かったことに配慮して、発言もトーンダウンしているので、円安期待が後退するという見方で、日経平均も本日の高値9,487円(121円高)からは上げ幅を縮めました。

日経平均 15分足 MA(25)、MA(75)

日経平均 15分足 MA(25)、MA(75)

23日のウォールストリートジャーナル紙のインタビューでは、「為替介入をしてもほとんど効かない」と述べ、インフレターゲット2%に日銀が同調するなら「あえて日銀法を変える必要はないのではないか」「日本銀行がしっかりと独立性を守っていくことが重要」と説明し、「金融政策だけではデフレから脱却はできない中で、財政政策も加味する」と答えました。

現実路線に修正したことは政策の実現度合いが高まりますが、大胆な金融政策を期待していた投資家からは手仕舞い売りを誘発しないかと警戒されています。

自民党の政権公約で「金融セクターの対GDPを英国並みの10%に引き上げる」ことを打ち出したため、ノンバンクのアイフルも買われています。

トヨタ自動車(7203)はBNPパリバ証券が投資判断を「Hold」→「Buy」に、目標株価は3,250円→3,850円に引き上げたことが注目され、買われました。
円高一巡の期待に加え、品質関連費用の一層の下落や幾つかの新モデルへの期待を挙げ、七難隠す円安への備えと解説しています。

ニプロは京都大学などと様々な細胞に成長するiPS細胞などを再生医療向けに培養する装置を開発したと22日に発表したことで買われました。

東洋インキ(4634)は植物由来の原料を使い、食品包装材の印刷に使うグラビアインキを開発したと日経産業新聞で報じられ、値上がりしました。環境配慮インキとして食品メーカーなどへ採用を働き掛ける。

一方、ソニーはフィッチ・レーティングスが22日に、長期発行体格付けを3段階の格下げし「ダブルBマイナス」と投機的」とされる水準に下げたことで値下がりしました。

日経ジャスダック平均は1,354円の4円高。東証マザーズ市場のアドバンストメディア(3773)はニチイ学館と資本・業務提携を解消したと発表し、ニチイ学館は保有株も今後売却方針なので、下落しました。

ジャスダック市場では3Dマトリックスや免疫生物研究所が買われましたが、東芝から株式を買い増して、連結子会社にすると発表されたニューフレアテクノロジーは利益確保の売りも出て反落しました。

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